2011年05月23日

万が一に備えてくれていた自衛隊のありがたさ。酷使する国の非情さ。東日本大震災。



現代は「効率化」全盛の時代。

いかに無駄を省くか、企業ならずとも国民のほとんどは節約に日々励んでいる。「低成長時代」の正しい姿であろう。



ところが「効率化」が「悪」となる分野もある。

「自衛隊」がその最たるものだろう。

自衛隊はもともと「万が一」に備える性質をもつ。「万が一」ということは、「万に9,999」は「無駄」であり、たったの「0.01%」が「有効」ということになる。

しかし、そのたった「0.01%」で国が滅ぶ危険性もある。決して「万が一」の備えを軽んずることはできない。



今回の東日本大震災も「万が一」であろう。

自衛隊の果敢な活躍に救われた人々がどれほどいたことか。今回ほど自衛隊の献身ぶりに感謝の念が湧いたことはなかった。

平和が当たり前の日本では、自衛隊を軽んずる傾向が強い。そのため、度重なる人員削減の憂き目にあい、今回の大震災では、人員不足のなか、隊員たちは不眠不休の活躍を強いられている。

「まだ何日かに一度しか家に帰れていません」

「24時間勤務を2週間以上続けた事務官の女性が泣き出してしまい、周りにいた女性事務官もつられて、皆泣いてしまった」



「有事に備える組織は、余力がないと成り立たない」

「国家公務員の給与削減と定員削減」に自衛隊も当てはめて良いものか?


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2011年04月28日

世界の常識の真逆を行きたがる日本政府。震災後の復興に関して。The Economist



東日本大震災の復興へのアイディアは
各所で様々な盛り上がりを見せている。

それらの良きアイディアの足かせとなるのは、
「煩雑な規制」や「形式的な官僚主義」である。

住宅を建て替える際、
台湾の安い木材を使えたら、
建て替え費用は半分で済むという。
しかし、輸入規制がそれを許さない。

放射能汚染地域を
太陽光パネルの「畑」にするのも面白い。
しかし、農地の用途変更は容易ではない。

そこでエコノミストは提案する。
東北を「経済特区」にしてはどうか?

中国は「深セン」を経済特区として、
資本主義を慎重に値踏みしていった。

ところが、日本政府は、
こういった発想とは真逆を行こうとしている。

法人税率の引き下げを白紙に戻し、
消費税などの増税を検討している。

それに対する世界の目は厳しい。

復興のためには法人税は引き下げたほうが良いし、
増税などはもってのほかだ。
ただでさえ冷え込んだ需要は増々冷え込む。

安易な増税に頼ろうとする日本政府の姿勢は、
短期的な資金繰りに窮するあまり、
大局をすっかり見失っているように世界に映る。

日本政府のトンチンカンは世界から怪訝視され、
先日、格付け会社「S&P」は日本国債の見通しを
「安定的」から「格下げ方向」へ引き下げた。

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2011年04月27日

下を向いた「ガマン」に希望はない。



「ガマン」という言葉は、
すっかり英語となり、そのままでも意味が通じる。

エコノミスト記者は、
この「ガマン」という言葉には、
「より良いことがやって来るという希望というよりも、
むしろ下を向いて耐えるといった響きがある」と評す。

日本政府は、
「目先のことしか考えない野党と
国会で小競り合いを繰り広げるという気楽な儀式」
を繰り返している。

今後のエネルギー戦略としての
原発のあり方に対し、国論は二分している。

原子力エネルギー反対は28%から41%に急上昇する一方、
(最も強硬な反対派は女性)
原子力の現状維持の支持者も53%から51%と微減に踏みとどまる。

原発は進めず退けず、
日本は、なし崩しに電力不足に陥ってゆく気配だ。

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2011年04月15日

地震対策に消極的なアメリカ The Economist



地震が起きるのは、何も日本ばかりではない。
アメリカにも大地震の歴史がある。

1906年、マグニチュード7.9
サンフランシスコの大部分に壊滅的な被害。
死者・約3,000人。

1964年、マグニチュード9.2
世界観測史上2番目の大地震。
アラスカ州・プリンスウィリアム湾。
人口が少ない地域だったおかげで、死者は131人。

1994年、マグニチュード6.7
ロサンゼルス郊外を直撃したノースリッジ地震。
死者・60人弱。

カリフォルニア緊急事態管理庁の試算では、
「防災対策に1ドル費やすごとに、
災害後の復興費用が4ドル浮く」という。

しかし、アメリカ政府は、
「現状に慢心」しているため、
災害対策に費用をついやす気は薄いという。

もっとも現在の逼迫した財政では、
アメリカ国民の同意は得られない。
むしろ、日本人は用心深すぎるのだそうだ。

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2011年04月05日

震災に対する、中国人の両極端の反応




「慶祝 日本大震災」
これは中国語であるが、
日本人の我々でも意味が分かる。

大震災を「祝福」しているのだ。
このワードが中国のインターネットで飛び交っている。
当然、これは悪意ある表現だ。

中国人の根にある、日本への復讐心が
剥き出しになったのだという。

かたや正反対の反応が‥。

己の身の危険をかえりみず、
中国人研修生を津波から救い、
帰らぬ人となった日本人の美談があったが、

中国のテレビで、この美談が報道されるや、
「感動した。実は日本人は善良だったんだ」
などの賛辞が、中国に溢れかえったという。

中国人のほとんどは、実際の日本人を直接知らず、
テレビやインターネットで知った情報から、
彼らなりの日本人をイメージしているのだろう。

それは、我々日本人でも全く同様だ。
お互いに交流できる人は限られている。

それを思えば、
テレビやインターネットの力は大きい。

今回、中国のテレビが、
日本人の美しい側面に光を当ててくれたことを
心より感謝したい。

posted by 四代目 at 09:25| Comment(0) | 地震 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする