2011年05月09日

本当はヤバイ、日本の自動車。巨人トヨタの暗い未来。



日本の自動車は
「世界一」だと思っている人々には
悲しいお知らせである。

もっとも今は世界一かもしれない。
しかし、10年後は?となると
雲行きはだいぶ怪しくなる

メディアが吹聴する
「ハイブリッドと電気自動車の技術で
日本は世界をリードしている」というのも
単なる風説にすぎない可能性がある。

「トヨタがハイブリッドで
世界をリードしていたのは、
10年前に初代プリウスを投入した時期」
であり、今は「幻想」だという。

現在、日本の貿易収支のうち、
輸出を商品別・金額ベースで見ると、
自動車関連は全体の「20%」を占める。

単一の品種・業種で
これほどの割合を占める自動車は、
日本の「基幹産業」そのものである。

それゆえ、この産業の未来には
日本の未来がかかっているのだ。

日本の自動車産業のなかで、
最大の巨人はトヨタである。

「単独でも日本で造られる自動車の3分の1、
グループのダイハツ、日野をあわせれば、
4割強を生産している。」

ところが、その巨人トヨタが
「トヨタはGMの轍を踏んでいる」
と言われているのだからヤバい。

GMとはアメリカ最大の自動車会社でありながら、
2年前に破産申請した会社である。

「プロダクツがひどく陳腐化している」
「新しい領域に踏み出す動きが見えない」

トヨタはGMが陥ったワナに
はまってしまったのか?

筆者は、トヨタという組織が、
「自分たちは世界一のメーカーで、
自分たちの技術は世界に通用する」という
幻想にひたっていると警鐘をならす。

実際、ヨーロッパ全域の
2010年の新車販売台数で、
韓国のヒュンダイはトヨタを超えている。

思った以上に、日本自動車産業の
「ガラパゴス化」は深刻なようだ。

posted by 四代目 at 12:10| Comment(0) | 自動車・鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月20日

人間が車を運転するのは危険すぎる。

車を運転中、
人にぶつかりそうになったとする。

その時、危険回避のアクションを起こすまで、
最速でも「0.3秒」かかるという。

それがコンピューターの判断だったら?

「0.001秒」、人間の反応速度の300倍である。
しかも、この数値はどんどん進化する可能性を秘めている。

コンピューターにまかせたほうが、
車がぶつかる危険性は格段に小さくなる。

実際に、緊急時のブレーキ制御が
コンピューターにより自動化されている市販車もある。

また、当たり前だが、人間は前しか見れない。
人が集中して見れる視野角は45°程度といわれる。

人間が注意を向けられる前方「45°」に対し、
コンピューターの眼は、前後左右360°を同時に監視できる。
お望みなら、上下も加えて、球状に全方位の監視も可能だ。

前方、サイドミラー、バックミラー、
これらを同時に見ることは人間には不可能だ。
必ず、順番に見る必要があるし、それでも見えない死角もある。

コンピューターは全て一度に監視し、死角も消せる。
そして危険察知からの反応は「0.001秒」だ。

人間は、危険を見落とすこともあるし、
パニックに陥ったら、ブレーキのかわりに
アクセルを踏むかもしれない。

どう考えても、危険回避能力はコンピューターにかなわない。
人間が適切にプログラムを組めば、極めて安全な車も造れる。

実際、グーグルあたりは、全自動車の開発に積極的で、
かなりの精度の試乗車はすでに完成している。

個々の車の安全性を高めると同時に、
それら車同士が「通信」しあって、お互いの行動を「予知」しあうことで、
さらなる安全の道が拓ける。

kuruma2.jpg

これは「魚の群れ」が良いお手本になるという。

群れで泳ぐ魚たちは、一糸乱れることはない。
なぜなら、彼らにはあるルールがあるからだ。

お互いが、「近づき過ぎたら離れる」、「離れ過ぎたら近づく」、
「ほどよい距離のまま並走する」。
この単純なルールを守っているのだ。

kuruma1.jpg

車の群れも、同じルールを守れれば、ぶつかることはない。

しかし、人間のドライバーの技能、判断はまちまちで、
この「魚群」のルールを守るのは、まず不可能。

運転技術の極めて高いレーシング・ドライバーたちなら、
時速100kmで走行していても、
お互いの距離を10cm未満で制御できるそうだが‥‥。

コンピューターや通信技術の進化を考えると、
現在の車は、あまりにも原始的で危険すぎる。
そして有毒な排ガスを撒き散らすというオマケつきだ。

政治的、業界的な思惑を排除して普通に考えれば、
「化石燃料」による「人間制御」の車の時代は、すでに終わっている。

準備ができていないのは人間の「勝手な常識」だけだ。
目があり、耳がある人たちから、
早々に新しい感覚に移っていったほうが社会のためになる。


出典:NHKサイエンスZERO
進化するクルマ ロボットカーが未来をひらく
posted by 四代目 at 06:41| Comment(0) | 自動車・鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする