2012年01月14日

年齢はいかほどに重要か? 仕事、そして女性への世界感覚。


「あなたは何歳ですか?」

初対面の人に対して、日本人は「年齢」を気にする。相手の年齢によって接し方も変われば、言葉遣いも変わるからだ。それでも、おいそれとは聞けない場合もある。年齢を聞くことが礼を失するケースもあるからだ。

こうした「年齢に対する日本人の感覚」は、世界の感覚とある種のギャップがあるというが…。いったい、他国の人々は年齢に対してどう思っているのだろうか?

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たとえば「韓国」。

この国は日本と同様、「年上の人」を敬う文化が色濃く根付いている。それは、儒教という教えが「長幼の序(年齢の順序)」を大切にしろと諭しているからでもある。

初対面に人に年齢を聞くことは、韓国で普通のことであり、失礼なことではない。なぜなら、年齢を聞くことよりも、年齢を聞かずに年上の人に間違った話し方をする方が「失礼」にあたるからである。



一転、「アメリカ」。

この自由の国は、日本や韓国ほどに年齢の上下を気にしない。

アメリカ人たちが年齢以上に気を払うのは、「仕事の上下関係」である。たとえ上司の年齢が年下だとしても、絶対的に上司のほうが偉いのである。

さすが「実力」がモノを言う国家である。むしろ、年上の人の意見を唯々諾々と受け入れることには耐えられないともいう。彼らは「若き成功者たち」を大いに讃える準備ができている。



仕事と年齢が絡むと、日本人は相手との接し方に苦慮する場合が少なくない。日本人は年上の人々に敬意を払う一方で、仕事上の上下関係をも大切にするからである。

自分より年下の上司というのは、軽んずるに軽んじられない。逆に、年上の部下というのも、やりにくい。たとえ実力があるのを知っていても、なかなか年下に敬意を払うのは難しかったりもするものである。



この点、韓国人の態度は明快である。

仕事関係よりも年齢の上下の方が、明らかに優位なのだ。たとえ上司が年下であっても、偉いのは年上の部下の方である。

韓国における「長幼の序」は日本以上に徹底しているので、仕事の上下関係との優劣に頭を悩ます必要はないとのことだ。

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しかし、ここで注意が必要なのは、韓国で年齢を「ごまかすことができない」という点だ。

なぜなら、自分より年上か年下かによって態度や言葉が決定するために、一度ごまかしてしまうと、後々厄介なことになってしまうからである。

この点、日本では年齢をごまかすことが韓国ほどに悪い結果をもたらさない。若い人(10代や20代)が馬鹿にされないように年をかさ上げしたり、40〜50代の人が多少サバを読むのは「想定内」である。

アメリカも同様、ケースバイケースで年齢を詐称することは珍しくないという。



仕事関係を優先させるか? それとも年齢の上下を優先させるか?

アメリカは仕事関係を優先し、韓国は年齢の上下を優先させる。そして、日本はその狭間のグレーゾーンにあり、仕事と年齢の板挟みにあっているようである。

確かに、この点の感覚は国によって大きくことなるようである。



世界的に意見がまとまるのは、「女性と年齢」に対する感覚である。

日本において、女性に年齢を聞くのが失礼にあたるように、やはり欧米においても同じなのだという。いや、むしろイタリアやフランスなどでは、日本以上に女性に対して気を遣う必要があるとのことだ。

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アメリカの女性にとって、「30歳」は巨大な壁である。そして、その一歩手前の「29歳」はとりわけ重要な年だ。ここを境に、社会の見方は一変するというのである。

独立する「べき」年齢になり、結婚する「べき」年齢になり、子供を持つ「べき」年齢になるのである。日本同様、アメリカにも「適齢期」に関する社会的なプレッシャーが存在するのである。




世界の女性たちは、男性以上に自分の年齢を気にしているようだ。

年齢を聞くのは不躾(ぶしつけ)とされる一方、「若く見られる」ことには、ことさらに喜びを感じるとも言う。

こうした感覚には、明確な国境が存在しないようである。



年齢に関する感覚は、「仕事」に関して各国で大いに異なり、「女性」に関して大いに一致する。

いずれにせよ、人と人が面と向かう場において、「年齢という差」は大きな比重を占めている。



それに対して、インターネットの世界などは「年齢不詳」のままに進んでいくことが一般的である。情報発信者の年齢や階級は気になるところであるが、明かされることは少ない。ある意味、インターネット上では年齢の壁を無視することが可能にもなるのである。

年齢の壁は往々にして「偏見や先入観」という厄介な副産物を生む。しかし、年齢不詳のウェブ世界では、情報がよりクリアーな形を保つことができることになる。



グローバル・ビジネスの風が年齢の壁に風穴を開けたように、インターネットの風はさらに年齢の壁を崩していくのかもしれない。

世の女性たちにとっても朗報だ。インターネット上では永遠の若さを保て、誰も本当の事実を知ることができないのだから…。




出典:COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン 歳

posted by 四代目 at 06:29| Comment(0) | 女性・子ども | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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