中国のやらかした高速鉄道の大惨事は、おとなり韓国へも、その火の粉が降りかかっている。
韓国自慢の高速鉄道「KTX」は大丈夫なのか?という話である。
韓国国民は、自国の高速鉄道「KTX」が、いつ大事故を起こしてもおかしくないと、不安に慄(おのの)いている。
韓国人が恐れるのも、もっともである。
政府や関係者が、「韓国ではああいう事故は絶対に起きない」と声を大にすればするほど、不安は募る。
残念ながら、「KTX」では、「36件以上の事故・故障」が起きている。
KTXから煙が出て、1時間近く発車が遅れたり、トンネル内でモーターが故障して、1時間以上の立ち往生したり…。
今年2月には、10両編成の車両のうち、6両が「脱線」するという大型事故まである。
韓国にとって不都合なのは、こうした事故のほとんど(21件)が、「最新技術を満載したはずの新型車両」で起きていることだ。
韓国政府は、高速鉄道「KTX」を海外で売りまくろうとしているのだから、「事故は絶対起きない」と力説したいのは山々である。
しかし、残念ながら、その実績はまったく無い。
なぜ、それほど事故が頻発するのか?
その原因の一つが、「過剰なサービス」にあるという。
そのサービスとは、「電車が20分遅れたら、料金の一部を払い戻す」というものである。
立派なサービスではあるが、この「20分遅れてはいけない」というプレッシャーで、現場はテンヤワンヤだというのだ。
ただでさえ、経営が切り詰められて「人手不足」である。
少ない人員で、トラブルを「20分以内」に解決しなくてはならない。
もし、時間をオーバーすれば、上司から何を言われるかわかったものではない。
その結果、トラブルの処理が「その場限りのもの」となってしまう。この中途半端な処理が、大きな事故につながっているというのだ。
中国・韓国ともに、高速鉄道の歴史は浅すぎる。
先進国の技術のおかげで、高速鉄道が敷設されたものの、その運行技術となると、不安を感じずにはいられない。
いくら立派は車体を持っていても、それを操るのは人間である。
日本の新幹線が、いまだ死者を出したことがないという「世界一の安全性」を誇るのも、長い経験と、技術を磨いた先人たちのいるお陰である。
2011年07月29日
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