2011年07月28日

日本に好意的なロシア人。日本とロシアに働く不思議な引力。

日本人が思っている以上に、「ロシア人」は日本人に「好意的」なのかもしれない。

まず、ロシア人は「日本製品」が大好きだという。



たとえば、「カメラ」。

ロシア人は「写真が大好き」だというが、カメラといえば、日本製の「キャノン」か「ニコン」が圧倒的な人気を誇っているという。

キャノン派は、「徹頭徹尾キャノンにこだわり」、ニコン派もまた然りである。

あるトークショーにて、キャノン派とニコン派が徹底対立。

困った司会者が、「キャノン、ニコン以外」のカメラの話を持ち出すと、それまで対立していた両者は、口をそろえて「カメラとは、キャノンとニコンのみを指すのだ」と断言。



「自動車」は?となると日本車となる。

大震災の影響で日本車の出荷台数が限定される中でも、今年5月の販売台数は、昨年5月を上回っている(日産122%、トヨタ109%)。

ロシア国民の日本車に対する信頼は「大変なもの」だという。

「日本車は故障が少ない」。これが最大の理由である。

「仮に故障しても、修理が容易、かつ迅速である」のだそうだ。



ロシアで「VIP」をガードする車は、「トヨタのランクル」と相場が決まっているようだ。

「メカ的に最も信頼でき、天候にも左右されず、7人を高速で輸送できる車」となると、「トヨタのランクル」以外には、「考えられない」という。



話変わるが、かのビンラディン氏の愛車も「トヨタのランクル」だったという。

そして、テロやゲリラの愛する車といえば、「トヨタのハイラックス」ということになる。

「スピードが出せて、故障せず、荷台に重火器を載せられる頑丈な車両(ハイラックス)の価値は極めて大きい(Newsweek)」



イギリスBBCの検証実験で、「ハイラックス」の堅牢さは世界に示された。

ハイラックスを「木に衝突させ、5時間にわたり海中に沈め、高さ3メートルから落下させ、キャンピングカーを上から落とし、プレハブ小屋に突っ込ませ、ビル破壊用の鉄球を打ち付け、火を放った。その上で、ビルの屋上に載せて、そのビルを爆破破壊した。(Newsweek)」

「その後、瓦礫の中から掘り起こしたハイラックスは、部品交換なしでまた走り出した。修理に要したのは、ハンマーとレンチ、さび止めスプレーだけだった。(Newsweek)」

ロシアのタフガイたちも、トヨタ車には絶大なる信頼を置いている。



また、フクシマの放射能騒ぎで、世界中が日本の食品を敬遠していた最中(さなか)、ロシア国民だけは、日本食の「買い占め」に走り、日本食レストランへ足繁く通ったという。

「モスクワで寿司をほおばるロシア人に、その魚が日本産でないことをPRする必要はなかった」。

大災害の同情からか、大震災直後の3月下旬、日本食料品店には、ロシア人が大勢詰めかけ、売り切れ続出だったという。

期せずして、ロシアのチェルノブイリ、日本のフクシマと、共有できる体験が生じてしまったのも、また奇縁である。



なぜ、ロシア人は日本にかくも好意的なのか?

あるイギリス人曰く、「ロシアという国では『日本』という国名は何か不思議な響きを持っている」。

「ロシア人は、日本という響きに惹きつけられてしまう」。



河野前ロシア大使は、ロシアを去るに際し、こう言ったという。

「どうしても理解できないのが、ロシア人の日本に対する関心の高さと優しさである」。



ロシアと縁深い菅原氏は、こう語る。

「事実を知るほどに、経験を積むほどに、日本人とロシア人の間には他国民との関係とは異なる引力が働いているように思えてならない」。



100年前には日露戦争、そして第二次世界大戦。現在は北方領土。

政治的な観点から見れば、ロシアと日本の関係は、決して「親しい間柄」とは言いがたい。



しかし、国民感情というのは、また別の生き物である。

ロシアに対しては、つまらぬ先入観を持たないほうが良いのかもしれない。自分の目で見て、自分で感じたロシアを、それぞれ体感し、それぞれ判断すれば良いのかもしれない。

AKB48のライブに熱狂するロシア人たちは、愛嬌に満ちている。




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posted by 四代目 at 16:14| Comment(1) | 自動車・鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
田沼意次がもう少し頑張って、早いうちにロシアと国交を結んでいれば日本もロシアもいい歴史を歩んでいたと思います。
Posted by at 2013年03月07日 01:04
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