東日本大震災による大津波で「壊滅」した、三陸の「カキ」。
絶体絶命の三陸の「カキ」を救わんと、遠く「フランス」から、「イカダや縄、作業着などカキ養殖に必要な装備7トン」が成田空港に届いた。
7月中旬までに、仕込みを終えなければ、カキの養殖が一年遅れる。「時間との戦いです」とフランスの物流担当者は急ぎに急いだ。
なぜ、フランスから「カキ養殖」の道具が届くのか?
じつは、1970年と1990年の二度にわたり、フランスで「カキの病気が蔓延し、養殖業者は危機に陥った」。
その窮状を見かね、助け舟を出したのが、日本のカキ養殖業者だったのである。
今回の支援は、その好意に報いようとするもので、プロジェクト名は「France o-kaeshi(フランスのお返し)」である。
「今度は、日本を助ける番です」と関係者は熱く語る。
日本のカキは、その8割が三陸に由来する。
世界のカキが、何らかの打撃を受けたとき、救いの手を差し伸べてきたのが、他ならぬ三陸地方なのだという。
今年3月にも、フランスでは新たな病気が発生し、三陸に助けを求めようとしたところ、逆に三陸が壊滅した事実を知った。
打撃の比は、フランスどころではない。三陸がやられるということは、世界のカキが危機に陥るといっても過言ではない。
日仏は一致団結して、「世界の三陸を救わん」と、今回のプロジェクトは、一気呵成に始動したということだ。
カキの養殖には、3年がかかる。
今回のフランスの好意は、3年後に実を結ぶことになる。
2011年07月08日
この記事へのコメント
コメントを書く

