6月30日、アメリカの「トウモロコシ」先物価格が、「急落」。
7月限が最大で12%の下落、9月以降の限月も値幅制限いっぱいに下落。
6月初旬には、「史上最高値」まで高騰していたため、この急落のインパクトは多大であった。
4月〜5月、アメリカ東部の「コーンベルト」は、「過剰降雨」と「洪水の被害」。
「コーンベルト」とは、アイオワ州、イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州が主な構成州であり、この4州で国内のトウモロコシ生産高の約50%を占めている。
そのため、トウモロコシの作付けは遅れ、秋の収獲は充分ではないだろうと、農務省がレポートを発表した。
その結果、トウモロコシの先物は上値追いとなり、ついには史上最高値にまで手が届いていた。
しかし、今回の発表では、第二次世界大戦後、「2番目に多い」作付けが確認されており、6月1日の在庫に関しても、予想を大きく上回る量があることが判明した。
前回の発表が予想の域を出なかったのに対して、今回の発表は「農家への調査」を踏まえたものだった。
そのため、トウモロコシの先物価格は、一気に下落へと転じたのである。
それに付随して、「農機メーカー」、「食品加工会社」の株価も「反発」。
これらは、収獲増のトラクターの消耗、食品加工の原材料費の低下を見込んだ動きであった。
トウモロコシの収獲増は、農家とっては朗報であったかもしれないが、投機筋には手痛い打撃となったようだ。
出典:WSJ
2011年07月03日
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