2011年06月20日

日本にも竜巻は発生する。竜巻の発生メカニズム。

日本の「地震」に対する危機意識・防災対策は、世界でもトップクラスである。

ところで、「竜巻」はどうか?

「アメリカの中西部じゃあるまいし、日本じゃ竜巻は起きないよ」と思っている人が大多数であろう。



ところが、アメリカほど大規模ではないものの、日本でも一年間に20個くらいは「竜巻」が発生している。

「どうせ、九州や南の方だろう」

いやいや、日本全国で、竜巻が発生したことのない都道府県はない。竜巻は日本全国で起こりうる災害なのである。

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竜巻は条件さえ揃えば、一年中発生する。実際、日本国内でも竜巻の発生しない月はない。

その中で、特に多いのが「9〜11月」。

竜巻の発生には、台風が深く関わっているためである。

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竜巻の発生に必要な条件は、「上昇気流」と「横風」である。

前線で発生する「上昇気流」に、台風の「横風」が絡んでくると、上に昇る空気の流れに「ヒネリ」が加わり、それが竜巻となる。

「梅雨前線」と「台風」が絡んで起きたのが、今回の石垣島の竜巻である。

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日本の竜巻の風速は、秒速33〜49メートル。時速にすれば120〜180キロの暴風。

この風にのれば、あらゆるものが凶器・弾丸と化す。

ベランダのサンダル一つが飛んできても、その衝撃は40kgの重量物をぶつけられるのに等しい。小石ですら、マシンガンと化す。

竜巻の風は、家のガラスめがけて何でもかんでも投げつけてくる。窓の近くは、最危険地帯である。ガラスのないトイレなどは避難先になる。



竜巻は予測できないのか?

残念ながら、気象庁の予測は、ほとんど当てにならない。

日本の竜巻の大きさは、直径数10メートル。あまりにも局所的な現象のため、予測はほぼ不可能。突然やって来て、突然終わる。



ただ、前兆はあるという。

今回被害にあった石垣島の人が言うには、竜巻の直前に「空が暗くなった」「雷が鳴り響いた」「とんでもない轟音とともに強風が来た」などなど。

視認できる最大の目安は、「積乱雲(入道雲)」である。

竜巻の発生に上昇気流は欠かせない。上昇気流が目に見える形をとったのが積乱雲である。

竜巻ハンターたちは、積乱雲を追いかける。



近年の黒潮の水温上昇は、竜巻を凶暴化させかねない。

日本にも竜巻は来るということを、頭の片隅に置いておくのは、決して無駄ではない。

飛んでくる物から、身を守ろうとさえすれば、被害を軽減できる。

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今年のアメリカの竜巻は、75年ぶりとも言われる大災害を巻き起こした。

日本の地震も然り、近年の自然災害の規模は、想定を越えてくる。




posted by 四代目 at 06:22| Comment(4) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
竜巻のメカニズムに興味を持っています。上昇気流と横風で、竜巻のような瞬発力を持った空気の流れが出来るかは、謎です。私は、「かまいたち」と言われる空気の渦は、地上の横風で発生するが、竜巻は、上空つまり雲の中で発生した物が、地上に降りてくると考えています。雲の中にその原因があると考えると竜巻の特徴に納得することが多いように思うのですが、、、
近いうちに、私もブログで思考を書き対と思っています。
Posted by 天の川 at 2012年09月18日 14:26
ありがとう
Posted by 犬夜叉 at 2012年12月27日 11:04
Posted by よよよ at 2013年08月23日 20:58
実は19日に竜巻をみました。滋賀の能登川駅に向かっていたときに空から雲の三角の角が伸びていました。
また、縮み始め能登川駅に降りて上を見上げると雲が渦をまいていました。
そして消えていきますた。私には竜巻の出来損ないにみえました。
みに、その日竜巻注意報は出ていませんでした。
Posted by よよよ at 2013年08月23日 21:07
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