2011年04月20日

天安門事件は終わせない。力に屈するわけにはいかないのだ。

22年前、中国に民主化の波が起こった。
だが、その波は無残にも軍隊に踏みにじられる。
市民への無差別発砲、装甲車による蹂躙‥‥。

悪名高き「天安門事件」である。

しかし、その火は完全に消えていない。
いまだに戦い続けている人々がいる。

天安門事件をきっかけに、
パリに亡命した中国人が300人ほどいる。
彼らは、いまだ民主化の夢を追い続けている。

「民主化が先か?経済の豊かさが先か?」
彼らは果てしのない議論を続ける。

民主化への道は遠く、急げば流血を招く。
しかし、経済の豊かさを先にすれば、
官僚と結託した富裕層に、利権を独占される。

卵が先か?ニワトリが先か?

天安門事件以降、
ケ小平の政策は変わったという。

「国民を政治に関与させないかわりに、
金もうけを推奨した。」

そして、その思惑通り、
国民は政治に無関心となり、
金儲けに血眼になった。

その結果が、「伝統・文化・道徳」を無視した、
現代中国人のビジネススタイルだという。

チュニジア発の中東の革命は
中国を刺激しないはずはなかった。

しかし、天安門事件の恐怖が残る中国では、
何とも地味なデモが行われたのみだった。

「無言の散歩」と呼ばれるデモである。
上海・北京を含む13都市で一斉に行われた。
天安門事件以来の市民行動は、実に静かだった。

パリに亡命した天安門事件の活動家たちは、
ふたたび中の土を踏むことを夢見ている。
しかし、さすがに待ちくたびれてもいる。

それでも、彼らは天安門事件をあのままの形で
終わらすわけにはいかない。

罪のない仲間が、無為に殺されていったことを
認めるわけにはいかない。

tenan1.jpg

力がものをいう世界を是認はできない。

彼らがささやかな抵抗を続ける限り、
その意志は、細々とでも継承されてゆく。

しかし、不遇をかこつ日々に終わりは見えない。

tenan2.jpg


出典:NHKドキュメンタリーWAVE
「パリの中国人〜天安門事件 亡命者たちの日々」
posted by 四代目 at 21:18| Comment(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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